機材紹介第六回 吉田さん 中編
小「吉田さんの機材について、補足説明をいただいたので後編ということではじめていきます」
吉「へいへい。ギターの裏の『継ぎ方』なんですけどね」
小「はい」
吉「セットネックっていうのがあるんですけどね。レスポールとかSGとかはセットネック。で、
ストラトは『ボルトオン』が多い。セットネックとボルトオンでどう違うかというと、サスティンが違う」
小「はい」
吉「セットネックだとサスティンがだいぶ伸びてくる。ボルトオンだとそんなに伸びない。俺はサスティンが
伸びすぎないのが好みやから」
小「なるほど」
吉「あとフレット。これね、フレット替えてるんですけど、エクストラジャンボっていうねん。太くて高価やねん」
小「フレットが極太なんですね」(エクストラジャンボ:ギターのネックの太さの一種。すごく太いらしい)
吉「あとこれ・・・スキャロップド加工ってわかる?」
小「はい」(スキャロップド加工:各フレットをU字型のくぼみを作る加工のこと)
吉「この加工によって、速弾きがしやすくなる。軽いタッチで引ける」
小「ほう」
吉「エクストラジャンボやとスキャロップド加工とおんなじ効果が得られる」
小「なるほど」
吉「ただ、このスキャロップド加工の弱点は、コード弾きがしづらいこと。強く抑えすぎると音程が変わるから」
小「あー」
吉「だから、ずっと軽いタッチで弾き続ける必要がある。それが弱点」
小「なるほど」
吉「ただ、こいつなぁ。テンションバーないねん」
小「ほんまですね」(テンションバー:ナットとペグの間に固定するバー状のストリング・ガイドのこと。弦にテンションをかけることでチューニングを安定させ、弦のずれを防ぐ)
吉「これが無い時のメリットが全くわからへんw」
小「そうですねw」
吉「あと、余った弦をくるくる巻いてるねん。ラルクのkenみたいに」
小「はい」
吉「一回生の時からずっとそうしてんねんけどさ。とある人に『そんなんしとったらチューニング狂うで!』って
言われたことあんねんけど。実はそれは都市伝説らしい」
小「なるほど」
吉「これしただけでチューニングに影響はない。お前もきをつけろよ!」
小「わかりました」
吉「後はなぁ。これ、エルボーカットが施されてるねんけど」
小「はい」(エルボーカット:ピッキングの際、肘の来る部分のボディを削り取ること)
吉「俺、エルボーカットがないと絶対いややねん。そうじゃなかったらイライラする」
小「なるほど。僕のはエルボーカットじゃないですね」
吉「そう。なんかガスガスあたってくるからな」
小「なるほど・・・」
吉「あとはな~・・・あ! Fender JAPANとFender USAでは、長さの単位が違うらしいな。JAPANはmm、USAはインチで管理してるらしい。あれうっといわ」
小「そうなんですか! それはうっとうしいですね」
吉「あとな~。スウィープの時、フロントにして弾くとめっちゃ気持ちいい」
小「気持ちいいとは」
吉「あんなー。フロントにするとスウィープのあのドゥルルルルルルみたいなあの感じがより強く出る」
小「言ったら低音もしっかり拾ってくれるってことですか」
吉「まあまあ、そういうことやな。粒が揃うから。そろそろじゃあ政清のレスポールについて」
小「それはいいですw」
政「じゃあお前のレスポールについて」
小「それもいいw一回やってるから。こんな感じで大作となった吉田さんの機材紹介を終わりますw」
吉田さんご協力ありがとうございました!