機材紹介第六回 吉田さん
摂南では少ないストラトキャスターだ!
小「機材紹介第六回! 今回はOBさんの吉田さんに来て頂きました! ぱちぱち」
吉田さん「うぇい」
小「今回紹介して頂ける機材はなんですか?」
吉田さん「僕のギターです。Fenderのストラトキャスターです」
小「うぇーい。早速質問です。どこで買われましたか?」
吉田さん「ハワイ旅行行った時に」
小「おお」
吉田さん「あのなあ。ギター買うならアメリカ行ったほうがええで」
小「なぜですか?」
吉田さん「関税が無くなるからな」
小「関税だけでそんなに変わるんですか?」
吉田さん「これ、関税無しで15万買ってん。Fenderのカスタムショップってとこ。カリフォルニア州のコロナ工場てあるねんけど」
憧れのカスタムショップ
小「ほう」
吉田さん「そこのクラフトマンに、『マスタービルド』っていう凄い人らがいんねんけど。8人くらい」
小「伝説のクラフトマン的な」
吉田さん「そうそう。そのマスタービルドもおるような所で買ってん。これはちなみにマスタービルドではないねんけど、
まぁフェンダーのいちばんいいとこで作ってるやつ」
小「最高級ってことですね」
吉田さん「そう」
小「日本で買って関税かかったらいくらするんですか?」
吉田さん「これの場合は32万」
小「それはアメリカ行ったほうがいいですね」
小「音色について教えてください」
吉田さん「これ、シングルコイルにNOSE LESSって書いてあるやろ」
小「はい」
吉田さん「こいつ、全部シングルコイルやねんけど、シングルコイルってのはノイズが多い」
小「はい」
吉田さん「まぁ、それが好きって奴もいるねんけどな。歪ますとどんどんノイズが乗ってくっていくっていう」
小「荒い感じがですか」
吉田さん「そうそう、その、荒い感じを残しつつ、嫌なノイズを抑える。っていう、スグレモノです」
小「なるほど」
吉田さん「ちなみに、ボディの素材はアルダー(ピース)。ネックが『バーズアイメイプル』」
小「バーズアイメイプル?」
吉田さん「こいつな、メイプルはメイプルでも、木の病気やねん」
漢字では鳥眼杢
小「ほう」
吉田さん「ネックみてみ。木につぶつぶした模様があるやろ」
小「ありますね」
吉田さん「これが鳥の目をように見えるから『バーズアイ』って呼ばれるねんけど」
小「なるほど」
吉田さん「木がこの病気にかかるとな、木がギュってなんねん」
小「木の繊維が詰まるみたいな?」
(バーズアイが出るのは木の繊維が複雑に構成されてしまう病気だそうです。by wikipedia)
吉田さん「そう。密度が高くなる。ということは?」
小「?」
吉田さん「密度が高まると木が固くなるわけや。良いギターっていうのは音がギター全体に広がるわけやねんけど」
小「はい」
吉田さん「音の伝わりが速ければ速いほど、音の立ち上がりが早いねん。で、木が固いと、音の伝わり=音の立ち上がりが良い、と」
小「ほう。そこまで計算されて買われたんですか?」
吉田さん「いや、そういうわけじゃないけどw」
小「僕のレスポールは・・・」
吉田さん「それはマホガニーや」
小「バーズアイマホガニーってないですか?w」
吉田さん「聞いたことないなw」
吉田さん「で、指板がローズウッド。お前のギターもローズウッド」
小「木材による音の差ってあるんですか?」
吉田さん「ん~・・・俺が弾いた感想にしか過ぎひんねんけども、メイプルは、音抜けが良い感じがする」
小「指板もネックも両方メイプルの場合ですね」
吉田さん「そう。マホガニーやと・・・キーンって来る感じじゃない。そういう違いは確かにある。まあ音は9割ピックアップで決まるらしいけど」
小「まあ、わざわざ木材を使い分けてるってことは、差があるんでしょうね」
小「歪みをかけた時の特徴を教えて下さい」
吉田さん「メタルとかは流石に無理やけど・・・なんていうかな、みんな一回はストラトキャスターを歪ませてほしい」
小「あ~」
吉田さん「うちの部員ってメタル好きな奴多いやん。ストラト使う奴も少ない。ストラト持ってたとしてもハムバッカーやし、シングルコイルを使う奴は少ない」
小「そうですね」
吉田さん「ん~伝わりにくいけど、・・・ハムバッカーってさ、歪ませたらきれいに響くねんけど・・・シングルコイルで歪ませた時の、キイインみたいなキュイインみたいなあの感じ? 俺はシングルコイルのその感じが好きやな」
(わからない人はストラト弾いてください)
小「ちなみに、青色のストラトは32万したほうですよね?」
吉「青いの2本あるで」
小「べっこうの方の」
吉田さん「あ~あれは違うよ。あれは20万。COMBATってメーカー」
小「あ~あのギターケースの!」
吉田さん「そう。あれはオーダーメイド専用やね」
小「そっちも紹介したいです」
吉田さん「あ、あとこれ書いといて! これな、ブリッジ浮かしてるねん。ネジ一本外して」
小「はい」
吉田さん「そしたらこれ、アームの役割になるねん」
小「その浮いたブリッジを押すとですね」
ブリッジを手の甲で押すとアームと同じことが起こります。ギュウィィン
吉田さん「そうそう!」ギュウィィィン
小「おお!」
吉田さん「ブリッジ浮かしたら、浮いてる分、音の立ち上がり遅くなるらしいねんけど、俺はこれをしたいから、浮かしてるねん」
小「なるほど」
吉田さん「The Whoとかそうやねん。って感じです」
小「なるほど・・・じゃあ恒例ですが、吉田さんにとってこのギターはなんですか? 恋愛に例えて下さい」
吉田さん「こいつ男やで」
小「じゃあ普通に、このギターは吉田さんにとってこのギターはなんですか?」
吉田さん「マブダチ!」
小「ありがとうございましたw」
補足の説明を頂いたので次に続きます!
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